ガイアの修了式
御所見PWです。
昨日はガイアとの別れの日でした。
日本盲導犬協会神奈川訓練センターでの修了式が終わり記念撮影、そして訓練士に引き取られていくとき、ガイアも後ろ髪引かれる思いで連れて行かれるのかな、と思っていたら、うれしそうにしっぽを振りながら訓練士に連れられ、一度も振り返ることなく犬舎に消えていきました。
ちょっと拍子抜けです。
月に一度、この訓練センターにはレクチャー(盲導犬の訓練に入る前のしつけ教室みたいなもの)で訪れていて、ガイアも慣れています。大好きな訓練士さんたちの所へ行くのは楽しみなのです。
同時期に飼育ボランティアに預けられている7頭の子犬と一緒のクラスでレクチャーを受けていましたが、その仲間の中に姉妹犬ゲッカとういう犬がいて、性格がとてもガイアに似ています。
ゲッカとガイアはクラスの中でも飛び抜けてテンションが高く、2頭一緒になると手がつけられません。盲導犬適性となると???なのです。
そんな仲間の犬たちと一緒に暮らすことができるので、ガイアにとっては幸せなのかもしれません。
これから約1年間、盲導犬になるための訓練を受けますが、実際に盲導犬になれるのは4割程度、そして一頭の盲導犬に育てるのに300万円かかるそうです。
現在日本に視覚障害者の方は30万人、盲導犬を希望している方は10000人近くいますが、盲導犬は1067頭しかいません。
昨年は震災の影響で、義援金やボランティアなど社会貢献に対する意識が高まりました。しかし、日常的にいろいろな場面で支援が必要な人たちもいます。本来社会保障の一環で行われるべきものなのかもしれませんが、今の日本の財政では不可能です。
グローバル化社会の現代においても、社会保障に関しては国という行政単位を超えて機能できません。国が豊かになるしか方法がないのです。
今回の盲導犬飼育ボランティアは、社会貢献したというよりは、いろいろ学ぶことが多かったです。
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